2018年4月17日
模擬国連ニューヨーク大会で本学学生が大活躍
3月に開かれた模擬国連世界大会のニューヨーク大会に、外交団として6人、議長団として3人の本学学生が参加しました。
今回は、26の国と地域の162校から集まった約3,500人が23の委員会に分かれ、自国以外の担当国外交団となり、様々な国際問題の解決に向けた方策を決議にまとめました。
A日程(18日~22日)に参加した6人は、ドイツのウェストファーレン応用科学大学の23人と合同で、南アフリカ外交団を結成しました。
英米学科2年の木村友香さんと2部英米学科2年の小林光梨さんのチームは、国連総会第2委員会で、援助資金の国際枠組、持続可能な開発における都市化の役割、貧困廃絶のための持続可能な観光産業をテーマに話し合いました。2人が提出した、南アフリカの現状と課題をまとめたポジションペーパー(政策提案文書)は、参加者全体の1割程度にしか授与されない優秀賞を受賞。木村さんは昨春のニューヨーク大会に続き、2回目の受賞です。
英米学科3年の池田桃子さんと国際関係学科2年の永尾崇晃さんのチームは、気候変動を原因とする難民?移民の問題などを話し合った国際移住機関に、国際関係学科2年の椛山美生さんと同1年のハイムズ風乃さんのチームは、テロ対策と人権保護などを議論した国連人権理事会に参加しました。これらの活躍が認められ、本学とウェストファーレン応用科学大学は、外交団奨励賞を受賞しました。
今回の大会では、本学学生が議長団としても重要な責務を果たしています。A日程では、日本人学生では初めて、イスパニア学科3年の寺本晶子さんが議事運営議長兼書記長に選ばれ、安全保障理事会の討議統括や動議への対応を担当しました。寺本さんは「偉大な先輩方に続き、日本人学生でも国際会議でリーダーシップをとれることが証明できて光栄です」と語っています。また、国際関係学科4年の植田奈菜子さんは、経済社会理事会内の、婦人の地位向上委員会の副議長を務めました。植田さんは2016年秋に本学で開催された神戸大会に次いで2回目の副議長役です。
B日程(25日~29日)では、国際関係学科4年の吉松紗恵子さんが、国連開発局ユネスコの副議長に就きました。吉松さんは神戸大会と昨春のニューヨーク大会に次いで3回目の役割を務めました。議長団は、語学力や高いレベルの国際センスに加え、各国の主張をスムーズに紹介し、決議に向けた意見調整の力とテクニックが必要な大役です。
(学年表記は参加時の学年)