本課程では、言語、文化、歴史、政治、経済、社会、国際関係等の領域を従来のように閉じられたものとしてではなく、「交流」、「接触」、「摩擦」、「共生」といった相互の関係性の中でとらえていくことが必要不可欠だと考え、研究領域の枠組みをできるだけ緩やかで柔軟なものにしています。
それにより、それぞれの分野が相互に刺激し合い、研究?教育のより一層の活性化をはかるとともに、創造的で大胆な発想を備えた知性を生み出したいという配慮のもとに専攻内に「言語コース」、「文化コース」、「国際社会コース」の3つのコースを設置しています。
博士課程の教育研究上の目的
専門分野における高度な専門知識と優れた研究能力を有するとともに、従来の学問領域を学際的な視点から再構築し、領域横断的な知を創出しうるような、独創性と創造性を兼ね備えた研究者を育成することを目的とする。
修業年限
3年
学位
専攻名 | 学位 | 学位に付記する専攻名 |
---|---|---|
博士 |
文学 |
入学定員
文化交流専攻 | 12人 |
---|---|
計 | 12人 |
研究指導体制
博士論文指導を含めて、原則として指導教員?副指導教員による複数指導体制をとっています。本学博士課程の各コースに進学した場合、その専攻分野に応じて指導教員?副指導教員が指定され、指定の指導教員?副指導教員のもとで研究指導及び論文指導を受けます。
課程修了要件
外国語学研究科において博士の学位を得るためには、本学博士課程に3年以上在学し、所定の授業科目のうち、専攻するコ?スの授業科目4単位以上を含む6単位以上を取得するとともに、学位論文を提出して、その審査及び最終試験に合格することを要します。
博士論文の執筆
博士課程に入学した者は、1年次?2年次の各年次において、入学当初に提出した「執筆計画書」に沿い、「報告論文」を作成し指導教授に提出しなければなりません。その審査に合格しなければ次年次へ進級することはできません。また、2年次の報告論文は、学術誌等に積極的に発表することが望まれます。
2年次の報告論文の審査に合格し、3年次に進級した者は、指導教員の承認を得て論文執筆許可の申請をすることができます。論文執筆許可を得た者は、学内3名以上からなる審査委員会によって行われる「予備審査」を申請することができます。予備審査に合格すると「本審査」の申請をすることができ、本審査は予備審査委員に学外専門家1名以上を加えた博士論文審査委員会において行います。