2020年9月28日
野村和宏先生による特別講義「英語によるプレゼンテーションの方法」を兵庫高校で行いました
2020年9月14日、兵庫高校の普通科と創造科学科の生徒約70名を対象に、特別講義「英語によるプレゼンテーションの方法」が開催されました。
本学の英米学科野村和宏教授が講師を務め、広々とした体育館で、生徒たちは各個人用のマウスシールドを用い、時には4人のグループ内での英語発表練習を交えながら、集中して90分間楽しく学びました。
野村教授の講義は、「会話」と「スピーチ」の特徴や違い、またスピーチのスタイルなどを、スライドを用いて説明するもので、大変わかりやすくて魅力的です。
米国大統領のスピーチの動画では、演台での原稿を見るタイミング、顔を上げるタイミング、声を出すタイミング、聴衆へのアイコンタクトなどを細かく分析し、「先に原稿に目を落として記憶し、話し始めでは顔を上げ、再度目を落として次を見る」と、アイコンタクトを大切にしたプレゼンテーションのコツを伝えました。
野村教授は、ご自身も英語の口頭発表能力を高めるため、毎日オリジナルの朝練特訓を行っていると紹介され、反復練習を行う重要性を生徒たちに伝えました。
生徒の振り返りには、「会話は常に双方向であるが、スピーチも一方的にならないように、聞き手の方も、相槌をうったり、頷いたりと反応することが大切であるということを学びました。」とか「辞書の面白さを学びました。同じ言葉でも辞書を作っている会社によって言い回しなどが全然違うことを知ったからです。また練習の大切さも分かりました。プレゼンでの立ち回りなどもぶっつけ本番では全然うまく出来なかったからです。」など、これからの英語学習につながる前向きな意見が多く報告されました。