2023年10月12日
【SDGs月間】ピーストーク、パネルディスカッションを開催しました
10月4日(水曜)に、SDGs月間のイベントとして、ピーストーク、パネルディスカッションを開催しました。
第1部ピーストーク
第1部ピーストークでは、大阪女学院大学?大学院教授である樋川和子氏を講師にお招きし(司会:国際関係学科4年 中村大喜さん(2023年ドイツ模擬国連世界大会 ブラジル代表団長))、国連の第一の目的である「国際の平和と安全の維持」という考え方を軸に、平和とSDGsとの関係、核兵器の問題、ポストSDGsに向けて私たちができることは何か、などについて考えました。
主権国家や国際社会、国連の成立や常任理事国の拒否権等、戦後の背景を軸に大変わかりやすくご説明され、平和構築に向けて歴史から学ぶ大切さを強調されました。また、国際機関で日本の外交官として軍縮に携わられた際のご苦労や、紛争中のイラクに唯一の日本人女性外交官として赴任された際のご経験といった、臨場感のあるお話を伺えた貴重な機会となりました。
参加した学生のコメント
核軍縮の検証は、核兵器を解体するために国家間で歩み寄る行為だと分かりました。国連憲章1丁目1番地において、「国際の平和及び安全を維持すること」が掲げられていることを初めて知りました。国連は発展の前に、世界平和のためにあることを改めて感じました。また、国際法ができるまでの過程や対象となる国の範囲などの知識を得ることで、なぜ戦争が起こり続けているのかについて論理的に考えることができました。
第2部パネルディスカッション
第2部パネルディスカッションでは、樋川和子氏、本学総合文化グループ 並河葉子教授、本学国際関係学科 松田裕美講師をパネラーとし、国際関係学科4年 岡本季武さん(2023年ドイツ模擬国連世界大会 トルコ代表団長)をモデレーターとして、「ジェンダーの平等と女性の経済活動への参加」をテーマに、ディスカッションを行いました。 それぞれのパネリストが、外交官、大学教員、国連職員というこれまでのキャリアパスを女性として歩まれたご経験をはじめ、日本の大学教育や、結婚、子育て、親の介護を含む人生全般のこと、そして大学生の間にやっておくべきこと等について、ジェンダーの考え方を軸にお話しされました。多岐にわたる内容で、参加した学生は熱心に聞き入っていました。