2023年11月 2日
【休学留学】海外ボランティア(タイ)留学レポート
海外ボランティア先?期間は?
2021年10月~2022年9月の1年間、大学の休学制度を使い国内外の様々なボランティアに参加してきました。その中で一番長く滞在したのがタイで、「International Volunteers for Social Development Association DaLaa」というタイのNGO団体を利用し、約3ヶ月間滞在しました。
ボランティアに参加したきっかけは?
私がボランティアに参加した理由は、地域の人たちとの交流を通じて、地域社会の文化をより深く知りたいと思ったからです。
元々日本文化に興味があり、国内ボランティアに参加することで、私がまだ知らない地域の文化について理解を深めることができると思ったことが参加のきっかけでした。国内でボランティア活動をしていく中で、異国の文化を知っていれば、日本文化と比較したり、日本文化を客観視することができるのではと考え、海外ボランティアにも参加することを決めました。
海外に行く手段は他に、留学やワーキングホリデーなどもありますが、ボランティアの方がより現地の人たちと深く交流することができると考え、ボランティアを選びました!
ボランティアでお世話になった現地の方々
ボランティアの活動内容を教えてください。
活動内容①
【月曜~水曜】
ホストファミリーの家の庭で、農作業をします。主に、草抜きや野菜の苗を植えたり、野菜を収穫したりしました。日中は暑いので、朝方や夕方の涼しい時間帯に1~2時間だけ作業をすることが多かったです!
ホストファミリーの家の庭にある農園
【木曜】
マーケットに出店するための準備をします。週前半に収穫した野菜に加えて、お菓子やパンを作ったりもしました。
【金曜?土曜】
収穫した野菜や作ったお菓子?パンを持って、2日間違うマーケットに出店します。
【日曜】
日曜日は休日です。ホストファミリーがよくビーチや観光スポットに連れて行ってくれました!
ホストファミリーの友達と食事に出かけたり、地域の子どもたちと一緒におもちゃを作って遊んだりもしていました。他にも、お祭りや結婚式など、様々なイベントに参加させてくれました!
マーケット出店の様子
活動内容②
基本的に、日曜日は休日でしたが、ホストファミリーの友人が現地の子どもたちに向けて木のおもちゃを作るワークショップを主催しており、そのお手伝いもしていました。たくさんの子どもたちが参加しており、子どもたちが安全に楽しくおもちゃ作りができるように、サポートをするのが役割でした。
また、スコーン島へボランティア活動をしている仲間を訪問した際には、ボランティア仲間たちや現地の子どもたちと一緒に葉っぱで島内の家の屋根を作る作業を手伝いました。
ワークショップやスコーン島での活動を通して私自身学びがあったのはもちろんですが、子どもたちにとっても、外国人である私や他のボランティア仲間と英語で話したり交流が出来たことは貴重な機会になったのではと思います。
葉っぱで島内の家の屋根を作る作業
ボランティア活動の魅力は何ですか?
私のボランティア活動の内容を読んでくださった方は「楽しそうだな」と感じてくださった方が少なくないのではと思います。実際、私自身活動中とても楽しかった記憶があります。ボランティア活動を通して、たくさんの人と出会い、自分とは異なる価値観や文化、考え方に触れ、様々な経験を積むことが出来ました。これこそが、ボランティア活動の魅力だと感じています。
"ボランティア"と聞くと、自己犠牲的なイメージを抱く人も少なくないと思いますが、もっと気軽に楽しくボランティアに参加してほしいと思っています。
私のボランティア活動の体験談がきっかけで、ボランティア活動に興味を持つ人が増えたらいいなと思っています。
スコーン島へ向かう船
ボランティア先での一番の思い出は何ですか?
ホストファミリーやその友達と海に行ったことです!タイの人たちの休日は、皆で集まって過ごすことが多いので、どこに行くにしても大体誰かと一緒です。そのため、皆とビーチで遊んだり、キャンプをしたり一緒に過ごす時間が多く、とても楽しかったです。
服を着たまま海にダイブした瞬間が最高に気持ち良く、その時の夕焼けがとても綺麗で、あの景色は今でも忘れられません。
忘れられない夕焼け
出発までの準備のスケジュールを教えてください。
【2~3か月前】
?ボランティアプログラムに申し込む
?航空券を手配する
?ビザを申請するために必要な書類を揃える
【1か月前】
?ビザを申請する
【1週間前】
?必要なものを買い揃える
?荷造りをする
?渡航先の基本情報をおさえる(私は「地球の歩き方」を読みました!)
日本から持っていくと役立つものは何ですか?
【虫よけスプレー?かゆみ止め】
ボタンティアは、野外で活動することも多く、虫よけスプレーは必須でした。
【水に流せるポケットティッシュ】
国によっては、トイレにトイレットペーパーが常備されていない場合があります。念のためにいつも持ち歩いていました。
【羽織もの】
作業中の怪我を防いだり、日焼け防止の他に、暑い国でしたが室内の冷房対策にも欠かせませんでした。
【ジッパー付き袋】
ジップロック等のジッパー付き袋は、ポーチ代わりにしたり、ごみ袋にしたりと色々活用できます。
かさばらないので、一枚持ち歩いておくと便利です。タイでは、突然スコールに見舞われることがあるので、濡れてほしくないもの(パスポートやスマートフォンなど)をジップロックの中に入れてました!
ボランティアを経て学んだこと?身に付いたことを教えてください。
私は、タイで"mai pen rai"のマインドを身につけました。("mai pen rai"には、"It's ok." "Don't worry." "Everything will be alright." "Take it easy."というような意味があります。)
タイで出会った人たちは、本当に皆明るくて、優しくて、寛容な人たちばかりで皆いつも"mai pen rai"と口癖のように言い、このマインドを大切にしていました。そして、私にもよくこの言葉をかけてくれました。
元々私は、心配性で、物事を深く考えすぎてしまったり、他人を気にしすぎてしまったり、時には無理をしてしまうことがよくありました。
タイではこのマインドのおかげで、まずは無理をしないこと、そして一番に自分自身を大切にすることができていたと思います!特に私のホストマザーは、いつも"Take care of yourself"と声をかけてくれていました。
何かあったとしても、"mai pen rai"のマインドでいることで、思い悩むことがなくなりました。周りの理解があったからこそではあると思いますが、タイで学んだこのマインドはこれからも大切にしていきたいです。
タイの伝統舞踊マノーラの体験の様子
神戸市外大を選んだ理由は何ですか?
神戸市外大のオープンキャンパスに参加した際、学生たちが主体となってオープンキャンパスを創り上げている様子に感銘を受けました。学生たちがとても生き生きとしていて、まさに「アットホーム」な雰囲気にすぐに好感を抱きました。私も先輩方のような主体的に行動できる人になりたいと思い、この大学を受験することを決めました。
神戸市外大を目指す受験生へのメッセージをお願いします!
神戸市外大には、多種多様な志を持った学生が集まっています。まだ将来何がしたいか分からないという方も、神戸市外大で様々な人と関わり、経験を積んでいく中で、きっと自分のやりたいことが見えてくると思います。
私は、休学をして全国でボランティア活動をするという道を選びましたが、どのような道を進むかは自分で決めることができます。そんな自由さがあるところも神戸市外大の良さであると思います。
今は大変な時期かもしれませんが、周りと比較することなく、自分のペースを大切に頑張って下さい!皆さんと神戸市外大でお会いできる日を楽しみにしています!