2024年7月 8日
【卒業生お仕事図鑑】双日株式会社
【卒業年月】2018年3月
【卒業学科】中国学科
【卒業高校】兵庫県立伊丹北高等学校
勤務先の企業について教えてください。
当社は総合商社として、自動車?航空社会インフラ?エネルギーヘルスケア?金属資源リサイクル?化学?生活産業アグリビジネス?リテールコンシューマーサービスの7本部体制で、国内外400社を超える連結対象会社と共に多様な製品の製造?販売や輸出入、ソリューション?サービスの提供、及び各種事業投資や金融活動等を行っております。
現在のお仕事の内容について教えてください。
中国北京での駐在任務を終え、現在は本社主計部にて執務しております。主な業務内容は国際会計基準に則ったグループ定量情報の開示、各国でのM&A案件支援、財政状態や経営状況の数値分析等、国内外グループ全社を取り巻くあらゆる数字を管理?分析する事でビジネスを推進してゆく業務に従事しております。
当社北京オフィス。フリーアドレス制となっており、陽当たりの良い窓側席を良く利用していました。
現在のお仕事を選んだ理由?きっかけは何ですか?
その事業領域の広さと規模の大きさに惹かれた事が決め手でした。総合商社という巨大なフィールドで自分という小さな存在にレバレッジをかけ、国を代表するような大規模プロジェクトからスタートアップの新興事業にまで関わる事が出来る。そのような多彩な挑戦がしたいと考え、入社を決めました。
出資先新商品の試食会の様子
神戸市外大での学びが社会(企業)で生かされていると思うことは何ですか?
神戸市外大の専攻語学授業レベルには卓越したものがあると実感しています。現職にて中国駐在へ赴いた際には、所謂日系企業の社内業務に留まる事なく、投資先でのPMI推進や現地銀行との金利折衝等、現地人のみの第一線にて母校の学びである語学を存分に発揮しながら業務に従事する事が出来ました。
社会人になってから在学中にしておけば良かったと思うことはありますか?
改めて思い返しても思い残しは全く無く、本当に充実した大学生活でありました。現在も深く交友を持って下さる友人も居り、会う度に非常に良い刺激を受けています。
社会人となってからも週末は公私ともによく海外へ向かいます。
神戸市外大を志望した理由を教えてください!
進路を考える中で最も重視したことは、4年間で全く違う自分に進化したい、全く知らない自分に出会いたいという想いでした。そこで、当時の扇動的な各種報道や情報を受け、「なんとなく」相容れない意識があった中国へあえて飛び込むことが、私の何かを180度変えてくれるのではないかという希望を抱き、神戸市外大中国学科への入学を決意しました。
神戸市外大で楽しかった授業はありますか?
専攻中国語の「発音朝練」は今でも強く思い出に残っています。起床が辛く段々と参加人数が減っていく中、半ば根競べのようになっていた時期もありましたが、努力すればするほど他と歴然とした差が付く実感を得ることが出来ました。最終回を終えた後の達成感には、代え難いものが有ったことを覚えています。
在学中の思い出について教えてください。
上海/復旦大学への長期学部留学やフィリピンへの短期留学、カンボジアでの起業の真似事のような活動やフィジーでのボランティア活動、南米周遊...。とにかく隙あらば突き動かされるように日本を飛び出していました。
プノンペンにて飲食事業をしていた際の一枚
就職活動時に外大生で良かったと思ったことは?
各方面で活躍されているOB?OGの皆様が、お忙しい中でも大変快く訪問を受け入れて下さった事です。絶対的なコミュニティが狭い大学ではありますが、だからこそ縦関係のアットホームさがあり、先輩方のおかげで安心して企業面接に臨むことが出来ました。
最後に外大生や外大を目指す受験生へメッセージをお願いします!
未曾有のパンデミックを経て、殊に外大では私の在学中とは全く異なったキャンパスライフを強いられた方々も沢山居られるのではと考えます。一方、学生生活の過ごし方の最適解は1つである筈がなく、変化へ柔軟に対応してゆく事こそが強さだと私に教えてくれた母校に在籍される皆様だからこそ、1人1人が自分の最適解へ向け邁進されている事と存じます。好奇心の向かう方向へ全力で走っている皆様を、卒業生として陰ながら応援しております。また、今後も多くの受験生の皆様に神戸市外大を選んで頂けるのであれば、それは大変喜ばしい事であり、皆様の期待に相応しい学びの場であると私は信じています。
上海復旦大学の修了式