2024年7月22日
【魅力発信事業】ヒロシマを伝えるということ?Z世代が考える平和?開催報告
7月15日(月曜)に「ヒロシマを伝えるということ?Z世代が考える平和?」と題して、映画上映とパネルディスカッションを開催し、本学の学生をはじめ、一般の方など約80人が参加されました。
第1部でスティーブン?オカザキ監督のドキュメンタリー映画『ヒロシマナガサキ』を上映し、それに続く第2部では、杉山精一元澳门美高梅金殿,澳门赌场app総合文化コース准教授がモデレーターを務め、広島に関わりのあるデイジー?岡崎さんと菅田薫さん、お2人のゲストをお招きし、それぞれが作成した原爆をテーマにした作品について、動機やそこに込めたメッセージを語ってもらいました。また、通訳担当として本学の学生も参加しました。
パネルディスカッションでは、現在関わっている仕事やプロジェクトを紹介して頂き、Z世代にとっての平和の意味を共有してもらいました。また、戦争体験者がいなくなっていく中で、記憶を伝えていくことの重要性を来場者とともに考えました。
また当日は広島の被ばく者が描いた原爆のキノコ雲の絵を会場前に展示。こちらの作品は、原爆投下時に見たキノコ雲を再現しようと描いたもので、杉山精一元准教授がご遺族から託されたものです。
他にも当日の制服などを展示され、ご親族の方もどのような方法でも伝えていくことが大切だと語られました。
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【参加者からの感想(一部抜粋)】
映画を観て、映像や証言者の言葉に衝撃を受けました。
この映画は、世界中の人に観ていただいて核兵器のことを考えて欲しいと強く思いました。
アメリカからみた原爆、手法としてどう伝えていくのか、自分が触れてきた原爆とは違う視点に触れることができた。継承について考える機会が多いのでこの先のことも考えていきたい。
一口で「責任」「責務」は難しいテーマであると思う。「残す」という行為には、常に若い世代にあるものであると思う。「残し方」というのもZ世代が考える平和である。
パネルディスカッションは、若い人たちが戦争について真剣に考えていることを知り、希望がもてると思いました。
若い世代が絵(イラストや漫画)などを描くことによって、文学では伝えられない自分の想いを多くの人に伝えようとしていらっしゃることに感動。私たちは何ができるか考えさせられた。