2024年10月22日
【SDGs月間】JICA関西事務所往訪プログラム「SDGs勉強会」を開催しました
10月9日(水曜)、JICA関西事務所にてSDGs勉強会を開催しました。
勉強会には国際協力に関心を持つ本学の学生9名と国際関係学科准教授Singh Rajeev Kumarと同准教授松田裕美が参加しました。当日は、JICA関西事務所の講師からJICAの取組やODAに関する講義を受け、元青年海外協力隊員の講師から、フィジーにおける環境プロジェクトについて、リサイクルの技術的な難しさや失敗談なども含め、ディスカッションを交えながらお話を伺い、楽しく学びました。
また、青年海外協力隊制度には、帰国後の就職活動支援や国連ボランティア計画(United Nations Volunteers)と提携したJOCV枠UNV制度(国連ボランティア派遣費用負担制度)、大学院留学のための奨学金制度など、充実した支援制度があることについても詳しくご説明いただきました。さらに、SDGs啓発のための展示や国際協力に関する書籍を集めた図書館も見学させていただきました。
参加者の声
?フィジーの環境教育のお話を聞かせていただき、改めて環境問題というのは複雑で、解決には協力が不可欠な問題であると感じました。また国際協力の分野に関わる人達は様々な分野で活躍しており、色々なキャリアを歩まれていることを知りました。 「NGO等の国際協力は自身の裁量で活動できる範囲は広いが、規模が小さいためインパクトが小さくなってしまう。一方、国連やJICA等で国際協力に従事すると大きなインパクトを与えられるが、プロジェクトに付随する様々な矛盾に目を瞑らなければならないことがある。」という点は、国際協力のキャリアにおいて非常に重要な学びであると感じました。国際協力には、様々なアクターが存在し、それぞれ分野に対するインパクトは異なります。また国際協力に従事したい人の中でも追求するものは異なると思うので、自身の満足のいく国際協力への関わり方を改めて考えていきたいです。本日は貴重な経験ありがとうございました。
?私が国際協力に携わっていたことがあり、JICAさんに興味があって参加させていただいたのですが、より興味が深まりました。海外派遣の取組をされている印象があったのですが、その他にも技術協力や資金協力などもされていて幅広い活動をされていることを知ることができました。一つの取組に関しても利益面や実現性の点での困難さなど、現場で活躍されていた方にしか聞くことのできないエピソードも聞けて大変良かったです。ワークを多く含む内容にしていただいたので、初対面の方とも交流を深めながら楽しく進められました。本日は本当にありがとうございました。
?改めて国際協力について考える良い機会になりました。将来何かしらの形で開発途上地域等の開発に携わりたいと思っているので、講演してくださった方々や参加者の皆さんと話す中で、新しい世界を知ることができ、刺激になりました。自分がどんな人たちのために何をしたいか、どんな世界を実現したいか、実際の課題は何か、これからも考えようと思います。