2025年2月 6日
SDG Infographic Competitionを開催しました
応募者自身が設定したSDGsのテーマに対し、進捗状況(データ)をわかりやすく伝えるポスターのデザインを募集するSDG Infographic Competitionを開催しました。本取組は昨年度に引き続き2回目の取組になりますが、今回は初めて神戸高専の学生からも応募がありました。提出された9作品から、約1ヶ月間の学生?教職員による投票と選考委員会による審議の結果、以下の通り、授賞作品を決定しました。
1月29日(水曜)に開催した授賞式では、表彰状?賞金が授与され、受賞者2名から各自の作品についての説明が行われました。プレゼンターであるサンス副学長より、「今回の受賞を機に、今後もその力を発揮し、さらに挑戦を続けていくことを期待しています。 」とのコメントがありました。
最優秀賞
「日本の国会(衆議院)において女性が占める議席の割合 (2022年)」
澳门美高梅金殿,澳门赌场app 国際関係学科4年 白井 倖子
受賞者のコメント(要旨)
昨年度は「男性と女性による無給の家事及び介護労働に1日に費やされた時間の割合」、今年度は「日本の国会(衆議院)において女性が占める議席の割合」という指標を用い、ジェンダー平等が達成できていない現状を示しました。テーマ選択にあたっては、日本が抱える課題をよりインパクトのある形で表現することができるかという視点を重視しました。衆議院における女性議員の割合は、2010年以降、10%前後という著しく低い割合で推移しています。この現状の課題を一目でわかるように表現しました。
今回、高専生の作品を見て、非常にデータを正確に表現することに長けていると感じました。外大生と高専生のアプローチの違いが非常に興味深かったので、来年度以降、両校の学生が協力することで、より良い作品ができるのではないかと感じました。
優秀賞
「2010年から2020年の10年間の都市部の空気の汚れの変化」
神戸市立工業高等専門学校 都市工学科4年 藤田 睦樹
受賞者のコメント(要旨)
今回のイベントに参加するまで、SDGs指標、インフォグラフィックについて知りませんでしたが、元々興味のあったSDGsを知るきっかけになるのではないかと思い参加しました。
煙突に見立てた棒グラフの色分けを横軸の目盛りと合わせる等、よりデータを正確に表現することに努めました。PM2.5を表現する煙の色は数値に応じて僅かに色を変化させています。これは数値としては良化していますが、劇的に変化したわけではなく、実際には違いを感じることが難しいということを表現しています。
他の参加者の作品を見ることで、高専は女子学生の割合が非常に少なく、学内でジェンダーを感じられる環境にいながら、あまりジェンダーの観点を持てていなかったことに気付くことができました。