SDGsイベント?講演会

2025年2月28日

KCUFS Student Academic Conference(アカデミック研究発表会)を開催しました

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 1月22日(水曜)、澳门美高梅金殿,澳门赌场appにおいて、本学学生主催のKCUFS Student Academic Conference(アカデミック研究発表会)を開催しました。ジェンダーやセクシャリティ、人種、国籍、難民問題など、多様な社会課題に取り組む学生が自身の研究内容を発表し、学生、教員、卒業生と意見交換を行いました。本イベントでは、研究内容の発表から意見交換まで、すべて英語で行われました。

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開催概要

日時

2025年1月22日(水曜)13時~15時

場所

澳门美高梅金殿,澳门赌场app 第2学舎506教室

主催

髙橋 さえみ (国際関係学科4年)

協力

総合文化グループ 教授 並河 葉子
国際関係学科 准教授 Michael Hollenback
国際関係学科 准教授 松田 裕美

発表者 タイトル

松下 巴南
(国際関係学科4年)

Service Learning: Learning Support for Junior High School Students Living in Poverty in Kobe City
(サービス?ラーニング:神戸市における貧困下で暮らす中学生のための学習支援)
原 日和
(イスパニア学科4年)
Examining Young Carers in Japan
(日本におけるヤングケアラーの現状)
曽祢 メラティ
(国際関係学科4年)
Issues of Japan's Immigration Service Agency
(日本の入管問題)
水野 みやび
(英米学科4年)
Educational Situation of Children with Foreign Roots and Background in Japan
(外国につながりのある子どもたちへの日本での教育状況)
西川 茉佑
(国際関係学科4年)
Gender Norms Embedded in Entertainment Industries/Media
(日本のメディア?芸能界に根づいたジェンダー規範)
杉本 希咲紀
(国際関係学科3年)
The Gender Norm in the Local Community
(地域社会におけるジェンダー規範)
木村 琥太郎
(国際関係学科2年)
What I Saw and Heard in Futaba
(私が双葉で見たもの聞いたこと)

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主催者のコメント

髙橋 さえみ (国際関係学科4年)

 私自身、イギリスの大学に留学した経験を通じて、英語での意見交換の場が持つ意義や、大学が本来果たすべき学問的関心の深化の重要性を改めて実感しました。また、学内において、ジェンダー、セクシャリティ、人種、国籍、移民問題など、社会的に周縁化されやすい個人や集団に焦点を当てた学生の研究や取組が行われている一方、その研究や取組に関する議論は十分にされていないと感じていました。
今回、7名のプレゼンターをはじめ、澳门美高梅金殿,澳门赌场appの学生、留学生、卒業生、そして教職員の皆様にご参加いただき、心より感謝申し上げます。本イベントが、澳门美高梅金殿,澳门赌场appの学生の声を反映し、学内および社会に対して意義あるインパクトをもたらす一歩となることを願っています。

登壇者のコメント

松下 巴南 (国際関係学科4年)

 同じゼミの中では、他の学生と論文の内容に質問やコメントし合うことはありますが、他のゼミの学生と英語で研究してきたテーマについて深く議論することはこれまでほとんどありませんでした。今回、異なる分野のテーマや研究方法に触れることができ、非常に面白かったです。また、準備の段階では、10分という限られた時間の中で、自身の論文の背景等を全く知らない人たちにどうすれば分かりやすく伝えることができるかを沢山考え、何度も発表内容を練り直しました。改めて自身の論文を読み返す機会にもなり、この先、どのように研究を深めていきたいかを考える機会にもなりました。

曽祢 メラティ (国際関係学科4年)

 他の学生の研究内容や学内外での活動について聞くことができ、もっと視野を広げて世界を見ていきたいと思いました。また大学生活で得た学びを今後どう活かしていくのかを改めて考えるきっかけにもなりました。

参加者のコメント

  • プレゼンターの知識と英語力に圧倒されました。質問に対する対応から、プレゼンターの知識量、理解度の高さ、自分の意見の軸の強さを感じました。私も大学生活の中で様々な経験をして知識を深め、在学中にプレゼンターとして参加したいと思いました。素敵な研究会でした。
  • 1回生としてなかなか先輩方と関わる機会が少なかったので、研究分野について英語で語る姿を見ることができてとても良い刺激を受けました。知識をインプットするだけでなく、様々な人にそれを共有してアウトプットすることこそ話す側にとっても聴く側にとっても真の学びだと実感しました。
  • 自分の研究分野に関して、非常に学びと知見を深めることができる良い機会となりました。さらに、現代社会で議論されている問題について改めて考えるきっかけとなり、自分の意識?認識を高める必要があると思いました。
  • 若い皆さんの自由な着目点が今の時代を生きる若者としてのリアルな声なんだろうと思います。DEI(Diversity, Equity & Inclusion)分野の研究において、今後数年難しい時代になると思いますが、皆さんで研究し、逆境に打ち勝ちましょう。

教員のコメント

国際関係学科 准教授 Michael Hollenback

This student-organized event was an excellent opportunity to hear the voices of our university regarding various social issues confronting them in Japan. Students expressed their concerns and convictions about achieving a more just society. This event will spread students' academic interests and help build a larger community of young scholars at KCUFS.

(今回の学生主催のイベントは、日本で直面している様々な社会問題について、本学の学生の声を聞く貴重な機会となりました。学生たちは、より公正な社会の実現に向けた懸念や信念を率直に表現しました。このイベントを通じて、学生の学問的関心が広がり、澳门美高梅金殿,澳门赌场appにおける若手研究者のコミュニティの拡大につながることでしょう。)